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炎の肖像 1974.12.28
監督:藤田敏八、加藤彰 脚本:内田栄一
共演:秋吉久美子、朝丘雪路、大門正明、地井武男、原田美枝子、悠木千帆
 
この映画ではジュリーが主人公で、「ジュリーがジュリー自身を演じている」んだそうな・・・とそういう前知識があったわけなのですが・・・
ちょっとちょっと〜。私が想像していた映画と全然違うじゃないですかー。 私は「ハーイ!ロンドン」じゃないけど、ジュリーがお花畑のような夢の中を 楽しそうにかけまわっているとかそんな映画を想像してました。(って「ハーイ!ロンドン」はほんとにこんななのか?) まっそれは言いすぎでも、「ジュリー演ずるジュリー」っていうくらいだから、 「ボクはアイドル!でも恋だってするし、トイレにだって行くんだぜ♪ そんなボクの私生活を映画でちょっと見せちゃおうかな」なんつうそんな映画かと思ってたわけですよ。 もう全然ですよ、全然。↓のインタビュー後、いきなりジュリーボコボコにされて倒れているシーンからはじまって、ぜえぜえ言いながら「バカヤロー、死んじまえ〜、くそったれ〜」と叫んでいるという・・ お花畑よどこへ行った? んで次はかなり(ほんと、かなり)激しいベットシーンですからねえ。いやいや、侮っていました。ジュリー26才でしょ〜。もうアイドルではなかったんですね・・
この映画、ジュリーにインタビューしている場面からはじまるんです。でそのときのジュリーがまたかっこいいんですけど・・っていうのはおいといて、「この映画のほんとのジュリーは何%なのかな?」って聞かれて「60%は確実にいってるんじゃないですか・・いやそれ以上かも」って答えているんですよ〜。このインタビュー自体も映画なの?それともこれは素なの? ええっ、60%以上って!(←この60%がなぜびっくりなのか、自分の目で確かめましょう♪)
ほんと、この映画はみなさんぜひぜひ見ましょう。ジュリーファンのあなたなら見たくてはいけません。レンタルやさんにあったらソッコー借りましょう。映画はけっこう昔ですけど、ビデオ自体は新しかったです。「日活名作劇場」とかって最初に出たので、ビデオは再発売されたっぽい。だからけっこう置いてあるんじゃないでしょうか。
「言わせてジュリー013」でこの映画のジュリーのかっこよさについて書きましたのでお暇な人はみてほしいんですけど。もうねえ、びっくりしますよ、みなさん。かっこよすぎて。
まあ私の想像からははずれましたけど、一応「ジュリー演ずるジュリー」ってことで、話しの内容はあってないような・・って感じなんですけどね。でも場面場面がすごいよくって、いい人がいいキャラクターでけっこう出ているんですよ〜。私最初地井武男気がつかなかったもんね。若い! 秋吉久美子やら原田三枝子やらの若き姿も堪能できます。原田三枝子なんて子供じゃ〜ん。「北の国から」の再放送見ても十分若いって思っていたのに。全然それの前っしょー。
ほんといいシーンいっぱいあるんですよ。「ジュリー演ずるジュリー」映画なのがもったいないくらい。出演者、役柄そのままで普通に映画撮ってもらいたいくらい。
何度も言いますけど、ジュリーがかっこよすぎます。しかもねえ、まだまだかわいい〜んですよ〜、ジュリー。
基本はけっこうガラ悪い系の関西弁なんですけど、途中標準語になったり・・これがねえ、いいんですよね。怒鳴ってたかと思ったら急に優しくなったりのこの落差が・・ありがちな手なんですけど、もうコロっとやられてしまいます(笑)。お父さんに対してすっごく優しいんですよね。こういうフォローが抜群なのです。
それにしてもジュリーは裸が好きなんですね・・。裸じゃなくてもいいところでも裸。只一人、裸で麻雀してたりとか。でもそんなジュリーがステキなんですぅ。もうほんと、見ていて自分やばいなあって思うくらい。ほんとこの頃いい体してるんですよねえ。こんな体なら見せたくもなるだろうなあ。
最後に一つ、すごく気になったのがジュリーが着ていたTシャツに「健康のためにジーンズをはきましょう」って書いてあるんですけど、これって何? 前にも後ろにもでかでかと。どっかのGパンメーカーの宣伝なんだろうか。

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