今回は観覧艇での見学でスピードもあり近くでアメリカズカップの勇姿が間近に見られそうで,期待して出かける。さて,見学会当日は天候は晴れていたが, 風速は20ノットとアメリカズカップ艇限界のものだ。普段なら出港を取りやめるところだろうが見学会ということで,500名もの見学者がいるのでサービスをして くれたのであろう。当然練習海域は白波だっている。それでも,1マイル程の距離をおいて上マークと下マークのブイ が設置され模擬練習が始まった。 超大型なヨットが30度以上ヒールしてクローズホールドで上マークに向かう。 |
![]() |
![]() スピンが破れた瞬間 |
![]() スピンが二つに裂ける |
![]() 水面に落ちるスピン |
上マークを回って強風の中,果敢にもスピンネーカーを揚げられる。 白いスピンが揚がった瞬間,バーンと大きな音とともに巨大なスピンが 破れた。 アメリカズカップ艇はこのような強風は想定していないのだろう。それ でもスピンなしで観覧艇よりも先に行ってしまう速さである。 何とバウマンらしきクルーが,破れたスピンの処理か荒れる海上で30Mのあるマストトップで作業をしている |
観覧艇にぶつかると思う瞬間にタックし,クルーの動きもピータギルモアの表情もはっきり見える。
ブームが返る音,シートのきしむ音,ウィンチの音が入り交じってタック時には,すごい音がする。特にブームの返るバッシーという音はセールが破れるのではないかと思える程の迫力である。
![]() 丁寧に説明してくれたクルー どなたか名前がわかりますか |
![]() セールを運んでいるクルー、 デッキいっぱ いのセール群 |
![]() |
![]() |
![]() |